2025.4.13県本部執行委員会 委員長挨拶
1.2025春闘
- 連合JCM(金属労協)集計
1,107組合ベースアップ平均 10,981円 対前年比+1,388円
〇組合規模別
・1000人以上 13,156円 対前年比+767円
・299人以下 9,738円 対前年比+1,719円
〇産別
・自動車総連
ベア平均月額11,043円
・電機連合
ベア平均月額12,837円
・JAM(機械・金属産業労働組合)713組合平均
月額13,179円(定期昇給+ベア)対前年比+1,333円
ベア分9,636円
・UAゼンセン(全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟)
453組合平均
月額16,125円5.14%(定期昇給+ベア)対前年比-321円
ベア分11,384円3.57%
- 国民春闘共闘会議集計(415組合)※アップ率からするとベースアップ
単純平均月額8,337円3.10% 対前年比+433円
加重平均月額7,356円2.60% 対前年比+282円
〇福祉保育労(9組合が2万円以上)
・最高昇給額37,000円(うちベア分32,000円)
・149組合が1万円以上の回答結果
2.トランプ関税
〇日本の農業は輸出産業の犠牲になってきた。
〇輸出産業が行き詰った場合、そのしわ寄せは労働者・国民にくる。
・リストラ合理化 ・農産物の輸入拡大 ・武器輸入のさらなる拡大
・アメリカの代理戦争
3.労働組合運動の後継者
〇ハーバード大学では経営学、マーケティング、金融学を学ぶことができる。つまり、
資本家階級としての階級意識を身に付けることができる。そこには労働者階級としての階級意識を身に付ける学部も学科もない。それはどこの国のどの大学にも共通している。1パーセントの資本家に99パーセントの労働者・国民が支配されているのは当然と言えるのだ。
〇経営者団体の組織運営と労働組合の組織運営には大きな相違がある。経営者団体には多くの専門部局・委員会があり、会員が所属し政策の立案や研究をしているが、労働組合の多くは事務局がすべてを担っていて、組合員のほとんどは組合の運動に参加することなく指示さられるままに過ごしている。
〇私が建交労群馬県本部と関わったのは1984年から。40年経過している。その半分の20年は委員長をしている。労働組合運動を何十年続けていても委員長の後継者は育たない。何が足りなかったのか。それぞれが考える時期にきている。このままでは後5年で組織の衰退を招く。